第1章 手作りという事。(050322)店のすぐそばのスーパーMに買い物に行った。 時間は昼の3時。 火曜は売り出しの日らしく、えらく混んでいて、レジに並んだ。 前のおばちゃんのカゴはテンコ盛り。 小学生と幼稚園位の子供2人を連れていた。 何気なく見ていたんだけど、ふと、気付いた。 おばちゃんの買った物の中に、 アイスティーの1リットル紙パックが2本入っていたから。 (もちろん砂糖入り) …子供いるのに、こういうの買うんだなぁ。 それとも…普通の家庭は、こうなのかなぁ…? おいらが子供の頃、我が家の冷蔵庫には、 既製(買うだけ)の飲み物は、牛乳ぐらいしか入っていなかった。 あとは、せいぜい、100%オレンジジュースか無糖アイスコーヒー。 それをふと、思い出した直後、 おばちゃんのカゴからは、出来合いの惣菜が何種類か出て来た。 時間的に、やはり夕食のおかずだろうなぁ。 しかも、帰って料理する時間は普通にある。 (まぁ、夕方から、用事に出かけるのかも知れないが) そこで、感じた。 そういえば、子供の頃は、食卓にも、出来合いの物は、 寿司か、せいぜい、焼き鳥、コロッケしか乗らなかった。 うちの両親は共働きで、固い仕事だ。 母親も、一日働いて、帰って来たのに、 きっと、手作りの大事さや、味を伝えようとしてくれていたんだろう。 昨夏。 果物のビワを見て、急に、懐かしくなって買ってみた。 それを持って帰ると、母が「子供の頃食べさせたのを覚えてるか?」と言った。 体が覚えていた、と言うんだろうなぁ。 ビワなんて、そんなにうまいもんじゃあないけれど、と前置きして 「色んな物の旬や味を覚えさせようとした」と母は言っていた。 ところで、おいらの「おふくろの味」は、なぜかドライカレーだ。 カレーピラフみたいなのじゃなく、そぼろ系というか、ミートソース系の。 母のは隠し味にケチャップやミソを少しだけ入れてある。 母ほどうまくは出来ないが、この料理はおいらが引き継いでいる。 (妹には、多分、受け継がれていない。) 何だか、母親の愛情をとても、感じた。 5時頃に再び用事が出来て、スーパーMに行った。 まだレジは混んでいた。 前には、ワガママ(ヤンチャ)な小学生の兄妹。 母親が来た。 あ~、見た事ある。 時々、うちの店に来てくれるお客さんだ。 大学生の頃、伴奏してくれていた友達に似ている…というか、色白で、結構、好きなタイプ(笑) だから、覚えているのだ(笑) ふと、カゴを見たら、やはりテンコ盛り。 だけれど、今度は、生の魚や、肉や、ニラ、ネギ、その他の野菜などが沢山。 …ちゃんと作ってくれるんだなぁ。 こうでなきゃいけないよね。 顔を見れば、そういう丁寧な育ちの人だってわかるけれど。 その人をまた、好きになった。 カゴを見たり、その人を見たりしていたせいか、 気付くと、その人は真っ赤に赤面していた。 かわいい~~~~♪ …話がズレた(笑) (ストーカーだと思われていない事を祈る) 仕事で忙しくても、苦労しても、 子供のうちは、ちゃんと、人の手で作られた本当の物を食べさせてあげる。 子供が食べたいのは、きっと、食べやすい味、ジャンクな味だけど。 甘い飲み物なんかも、体によくないから、親が選別して、飲ませる。 大人になったら、 それを根として育っているのだから、本人の意志で食生活を送ればいい。 きっと、我が家はそうして育ててくれたんだろう。 おかげで、舌が肥えたとも言うが(笑) ところで偶然にも、今日の朝日新聞「天声人語」も、食生活の話だった。 小泉首相が「食生活の大事さを子供達に伝えたい」と言っているそうだ。 自分はかなりの偏食らしいし、風邪で公務を休んだそうだけれど。 今日はそんな事を考えてたから、 なんだか気分よく、やさしい気持ちで家に帰って来た。 テーブルの上を見たら夕飯は …スーパーMの弁当。 母ちゃぁ~~~~~~~~~ん!!(泣)…orz(←初使用) ずっと書きたかった「スローフード」の話。 これを以て、第1章としよう。 今日、店の備品がなくなったりで、 店のすぐそばのスーパーMに買い物に行った。 時間は昼の3時。 火曜は売り出しの日らしく、えらく混んでいて、レジに並んだ。 前のおばちゃんのカゴはテンコ盛り。 小学生と幼稚園位の子供2人を連れていた。 何気なく見ていたんだけど、ふと、気付いた。 おばちゃんの買った物の中に、 アイスティーの1リットル紙パックが2本入っていたから。 (もちろん砂糖入り) …子供いるのに、こういうの買うんだなぁ。 それとも…普通の家庭は、こうなのかなぁ…? おいらが子供の頃、我が家の冷蔵庫には、 既製(買うだけ)の飲み物は、牛乳ぐらいしか入っていなかった。 あとは、せいぜい、100%オレンジジュースか無糖アイスコーヒー。 それをふと、思い出した直後、 おばちゃんのカゴからは、出来合いの惣菜が何種類か出て来た。 時間的に、やはり夕食のおかずだろうなぁ。 しかも、帰って料理する時間は普通にある。 (まぁ、夕方から、用事に出かけるのかも知れないが) そこで、感じた。 そういえば、子供の頃は、食卓にも、出来合いの物は、 寿司か、せいぜい、焼き鳥、コロッケしか乗らなかった。 うちの両親は共働きで、固い仕事だ。 母親も、一日働いて、帰って来たのに、 きっと、手作りの大事さや、味を伝えようとしてくれていたんだろう。 昨夏。 果物のビワを見て、急に、懐かしくなって買ってみた。 それを持って帰ると、母が「子供の頃食べさせたのを覚えてるか?」と言った。 体が覚えていた、と言うんだろうなぁ。 ビワなんて、そんなにうまいもんじゃあないけれど、と前置きして 「色んな物の旬や味を覚えさせようとした」と母は言っていた。 ところで、おいらの「おふくろの味」は、なぜかドライカレーだ。 カレーピラフみたいなのじゃなく、そぼろ系というか、ミートソース系の。 母のは隠し味にケチャップやミソを少しだけ入れてある。 母ほどうまくは出来ないが、この料理はおいらが引き継いでいる。 (妹には、多分、受け継がれていない。) 何だか、母親の愛情をとても、感じた。 5時頃に再び用事が出来て、スーパーMに行った。 まだレジは混んでいた。 前には、ワガママ(ヤンチャ)な小学生の兄妹。 母親が来た。 あ~、見た事ある。 時々、うちの店に来てくれるお客さんだ。 大学生の頃、伴奏してくれていた友達に似ている…というか、色白で、結構、好きなタイプ(笑) だから、覚えているのだ(笑) ふと、カゴを見たら、やはりテンコ盛り。 だけれど、今度は、生の魚や、肉や、ニラ、ネギ、その他の野菜などが沢山。 …ちゃんと作ってくれるんだなぁ。 こうでなきゃいけないよね。 顔を見れば、そういう丁寧な育ちの人だってわかるけれど。 その人をまた、好きになった。 カゴを見たり、その人を見たりしていたせいか、 気付くと、その人は真っ赤に赤面していた。 かわいい~~~~♪ …話がズレた(笑) (ストーカーだと思われていない事を祈る) 仕事で忙しくても、苦労しても、 子供のうちは、ちゃんと、人の手で作られた本当の物を食べさせてあげる。 子供が食べたいのは、きっと、食べやすい味、ジャンクな味だけど。 甘い飲み物なんかも、体によくないから、親が選別して、飲ませる。 大人になったら、 それを根として育っているのだから、本人の意志で食生活を送ればいい。 きっと、我が家はそうして育ててくれたんだろう。 おかげで、舌が肥えたとも言うが(笑) ところで偶然にも、今日の朝日新聞「天声人語」も、食生活の話だった。 小泉首相が「食生活の大事さを子供達に伝えたい」と言っているそうだ。 自分はかなりの偏食らしいし、風邪で公務を休んだそうだけれど。 今日はそんな事を考えてたから、 なんだか気分よく、やさしい気持ちで家に帰って来た。 テーブルの上を見たら夕飯は …スーパーMの弁当。 母ちゃぁ~~~~~~~~~ん!!(泣)…orz(←初使用) ずっと書きたかった「スローフード」の話。 これを以て、第1章としよう。 今後も、書いて行くでしょう。 数年前に読んで、同感&感銘した本。 ますますイタリアで生きたくなった。 ↓ 「スローフードな人生」 これは文庫版 元祖・ハードカバーもある。 この本、お腹も減ります(笑) |